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ボイル vs ローン

綿や麻の通気性をさらに高めようと「撚り」や「織りかた」を工夫して細番手の糸を緻密に織った平織りの生地をローン Lawn といいます。特に、縦糸・横糸の密度を比較的均等にすることによってしなやかさを生み出しています。代表的な商品としてHausammann+Moos のシャンブレイローンが挙げられます。縦糸・横糸ともに60番単糸という高価な糸で緻密に織り上げられとてもしなやかな仕上りであったことを記憶しています。(残念ながら、現在は生産中止に追い込まれ、国内在庫のみです)

ボイル Voile はさらに工夫が施され、撚りを強くすることで生地のコシを出しています。通常の2倍から3倍の撚りが掛かっているようで、水にぬれると強く撚った糸が元に戻ろうとして縮みやうねりを起こすことがあります。

【ローンの語源】
フランス北部のピカルディ地方にある「ラン」市ではじめて開発された商品のようです。本来、この地は麻織物工業地であったため当初は麻織物として始まりその後、綿工業の盛んな英国に渡り ローン=綿織物 を指すようになりました。
【ボイルの語源】
古フランス語 「veile =ベール」からフランス語 「voile=ボイル」と進化しました。ローンよりも歴史は浅いようで産業革命後の英国で盛んに製品化されたようです。

実際に着用いただくとローンはとてもやわらかく、しなやかな着心地がお楽しみいただけます。それに比べボイルは強撚のためコシが強くシャリ感がありますのでローンとはかなり違った着心地です。どちらも清涼感と生地の軽さは抜群で、夏用素材としては最高の生地ですが耐久性はやや劣ります。シワになりにくい最大の特徴を生かして、どうしても上着を脱げない人へのシャツとしてお勧めいたします。最近は英国の綿織物はほとんど見かけなくなりましたがこれらの商品は Swiss Fablic として受け継がれ、アルモ Almo など綿ローンの代名詞となっています。

コラム

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