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ブラウン・スモーク Brown Smoke button

池蝶貝
化学薬品を用いて貝ボタンに着色する「スモーク加工」と染色を組み合わせた特殊な技術「カラースモーク加工」を施したボタン入荷しました。染色だけでは表現できない深みのある表現が特徴で貝ボタンの持つ本来の美しさが損なわれないとても魅力的な商品です。
ベースになるボタンは池蝶貝(リバーシェル)と呼ばれる軽量素材を使用し、この素材の欠点である光沢感をスモーク加工で美しく変身させたお勧めの逸品に生まれ変わりました。

ボタンの形状も細部を打ち合わせして2穴ボタンと4穴ボタンをオリジナルで制作・・・ボタンの表側と裏側の形状をうまく組み合わせて使いやすいボタンの完成です。

池蝶貝4穴

【HC08RS-RCB 2.3mm厚ラウンド・クリーン・バック】

通称8型という伝統的な形状で4穴ボタンによく使用されるものです。この形状はラウンドバック(裏丸)にも抜群の相性でとても掛けやすい光沢感のあるボタンになりました。ボタン端の丸みがスモーク加工の美しさを際立たせて、正に「セクシィ・ブラウン」と呼びたくなる出来上りです。
池蝶貝2穴

【HC27RS-FB 2.2mm厚フラット・バック】

「キャッツ・アイ」と呼ばれるボタン穴の回りを猫の目のように刻んだおしゃれな形状です。ボタン付け糸にダメージを与えない構造で実用性とデザイン性に優れたボタンです。表面の丸みが8型より強いため裏側はあえてフラットバックにしてボタン全体のバランスを整えてあります。ボタン単体で見ると猫目に違和感がありますが、実際にシャツにつけるとても美しいボタンです。

☆☆☆ちょっとだけウンチク☆☆☆
新しくお付き合いが始まった貝ボタン工場の方とお話ししていて知った新情報公開です。今までボタンの裏側加工は「裏丸」と未加工だけだと思っていましたがなんといっぱいありました。

O.B オリジナル・バック・・・高瀬貝の裏皮を残した仕上げで赤や緑の斑点が残ります
C.B クリーン・バック・・・高瀬貝の裏皮を削り落として、真っ白にした仕上げ
F.B フラット・バック・・・淡水貝の裏を平面にしたもの
R.B ラウンド・バック・・・裏面が鍋の底のように曲線を描いたものです
RCB ラウンド・クリーン・バック・・・フル加工仕上げです


☆☆ご購入はこちらから☆☆

高瀬貝 Trocas Shell Natural

高瀬貝4穴ボタン(フランス)

日本ではあまり見かけないナチュラルカラーの貝ボタン・・・とてもセクシィな色合いで完成したシャツにつけるのもワクワクするほどです。通常ボタンの色はサラシ加工したいわゆるホワイトカラーなんですが、天然色(ナチュラル)はなんとも言えない輝きを持っています。当初はカラーシャツにうまくマッチングするだろうと予測していましたが、ホワイトシャツにつけてみるとこれがなかなかいいんですよね。

貝ボタン工場の数あるモデルの中から厳選した4型(個人的主観で選択しています)をご用意しましたので一度お試しください。


高瀬貝2穴ボタン(カップ)   高瀬貝2穴ボタン   高瀬貝4穴ナチュラル

ピンクシェル

ピンクシェル
貝ボタン工場からお便り(珍品ボタンの紹介)を頂きました。
ちょっと驚きのピンク色の貝ボタン【その名も Pink Shell 】
池蝶貝(リバーシェル)と呼ばれるもので加工するとクリーミーな白さが特徴のボタンです。
その中からわずか1%ほどの稀少なものだそうで、何ともセクシィな色合いのボタンです。


 「人に勧めるには自分から」ということで白のリネンシャツにコーディネイトしてみました。
 実際に着用してみても驚くほど派手というわけでもなく適度な華やかさという程度のものです。
 特に女性からの評判の良さはうれしい限りですね(笑)
 このボタンを活かして二枚目はどんなシャツを創ろうか・・・悩ましい日々が当分続きそうです。

リバーシェル池蝶貝

日本では琵琶湖で養殖されていたようですが、現在は絶滅が危惧されているそうです
RIVER SHELL-Natural Pink 当店の独占販売となるのかなぁ・・・とほくそ笑んでます

ボタンサイズのあれこれ

オリジナルボタンどれも同じに見えるシャツのボタンですが、実は一着のシャツには直径サイズの異なる三種類のボタンが使用されています。ボタンダウンの衿先には9mmのボタンが使用され、前身頃及び手口には10mmのボタン、カフスには11.5mmのボタンが使用されています。また、開衿シャツ(オープンシャツ)やイタリアンカラーシャツの前身頃には11.5mmのボタンが使用されています。


これらはそれぞれ長年のシャツの歴史によって、一番使い勝手のいいサイズがこれだったという理由でそれぞれのサイズのボタンが付けられるようになったのですが、たまに、全部同じサイズで作られた既製品のシャツを見かけることがあります。知らずに作ったのか、はたまたコスト削減でそうなったのかは不明ですが、いくら激安シャツでもこれぐらいはちゃんと作って欲しいなと思います。

センチとインチ

当社の縫製仕様書を紐解いてみるとちょっとした所に英国の伝統を感じることがあります。 インチメジャーとセンチメジャー

カフスのボタンホールは2分の1インチに対してボタンは11.5mm、その他の部分は同16分の7インチに対して10mmと記載があります。表記がちょっとわかりにくいのですが、カフスの穴の大きさは2分の1インチ、その他(前身頃や袖口)の穴の大きさは16分の7インチ。すなわち、それぞれ場所によってボタンホールやボタンの大きさが違うということです。(特記すべきはボタンホールの表記がインチでボタンの表記がセンチ !! )
インチとセンチが入り乱れたところに仕様書作成当時の時代を感じますよね〜


製図(型紙を起こす)の基本はインチで覚えたものの世の中はセンチに切り替わってまさに頭の中で収集がつかない先代の顔を思い浮かびます。ボタンの厚さなどの記載はありませんが2mm厚や3mm厚のボタンなどは当時、想像もつかなかったのでしょうね。 シャツのボタンは生地に対して適当な厚みや大きさであることが正しいと思うのですがデザインを重視するあまり基本を忘れたシャツをたまに見かけます。独りよがりかも知れませんが本当によいシャツは何か・・・を考えると基本に忠実であることも大切なように思います。

ボタンホール専用ミシンの本体に「2分の1インチ」の刻印がはいっていたりそのミシンの取扱説明書に今もなお、そのような記載がされているのは驚きです。

ポケットチーフ

ポケットチーフ元々、ハンカチよりも瞬時に取り出せるように上着の胸ポケットに差し込んで使用した小型の「ポケット・スクエア」今では装飾品として機能し、素材もシルク製品がほとんどですが、本来のポケットチーフは綿素材の白無地で縁取りにカラーを施したものだったようです。画像ではわかりにくいのですが縁取りに白・ブルー・イエローなどを施したポケットチーフをオリジナルで作ってみました。素材は綿100%のものでは最高峰に位置する「海島綿」白無地を使用し、巻きロックという特殊なミシン処理を施してあります。

本来38cm角のものが正等ではありますが、生地の厚みも考慮して25cmにしてあります。素材にハリがありますのでカジュアル用途の「クラッシュド」・「パフド 」などには不向きですが「スリーピークス」・「ツーピークス」や「フォーピークス」などの折り方で礼装用として・・・或いはビジネス用として「ワンピ−ク」・「スクエア」などでのご使用をお勧めします。

ボイル vs ローン

綿や麻の通気性をさらに高めようと「撚り」や「織りかた」を工夫して細番手の糸を緻密に織った平織りの生地をローン Lawn といいます。特に、縦糸・横糸の密度を比較的均等にすることによってしなやかさを生み出しています。代表的な商品としてHausammann+Moos のシャンブレイローンが挙げられます。縦糸・横糸ともに60番単糸という高価な糸で緻密に織り上げられとてもしなやかな仕上りであったことを記憶しています。(残念ながら、現在は生産中止に追い込まれ、国内在庫のみです)

ボイル Voile はさらに工夫が施され、撚りを強くすることで生地のコシを出しています。通常の2倍から3倍の撚りが掛かっているようで、水にぬれると強く撚った糸が元に戻ろうとして縮みやうねりを起こすことがあります。

【ローンの語源】

フランス北部のピカルディ地方にある「ラン」市ではじめて開発された商品のようです。本来、この地は麻織物工業地であったため当初は麻織物として始まりその後、綿工業の盛んな英国に渡り ローン=綿織物 を指すようになりました。

【ボイルの語源】

古フランス語 「veile =ベール」からフランス語 「voile=ボイル」と進化しました。ローンよりも歴史は浅いようで産業革命後の英国で盛んに製品化されたようです。

実際に着用いただくとローンはとてもやわらかく、しなやかな着心地がお楽しみいただけます。それに比べボイルは強撚のためコシが強くシャリ感がありますのでローンとはかなり違った着心地です。どちらも清涼感と生地の軽さは抜群で、夏用素材としては最高の生地ですが耐久性はやや劣ります。シワになりにくい最大の特徴を生かして、どうしても上着を脱げない人へのシャツとしてお勧めいたします。最近は英国の綿織物はほとんど見かけなくなりましたがこれらの商品は Swiss Fablic として受け継がれ、アルモ Almo など綿ローンの代名詞となっています。

リネン vs ラミー

リネン100% カラーコレクション麻と呼ばれる繊維にはたくさんの種類があるようですが、流通しているほとんどがラミーあるいはリネンのようです。シャツの発祥とされるヨーロッパのシャツ生地はリネンがほとんどでラミーに比べて素材のやわらかさが最大の特徴です。実際に手で触れてみるとラミーよりもしっとりしていてやや厚みがあります。日本に比べて湿気の少ないこの地方では最適な夏素材なようですね。


海外旅行によく行かれる方はご存知だと思いますが、日本の湿気の多さは世界のなかでもかなりの上位ではないでしょうか?体にある程度密着したシャツなどにはラミー(苧麻)のハリ・コシがとても心地よく感じます。逆に言えば、ゆったりとしたデザインで体と空間を作ってしまえば、リネン(亜麻)のしっとり感が生かされるようです。それぞれ生地の特性を生かしたデザインで作ることが最適なシャツになると言うことでしょうか。

前回もお話しましたが、私自身ラミーが大好きで蒸し暑い名古屋の夏はこれ一本で過ごします。実際には麻100%のものではなく縦糸に綿、横糸に麻の交織された素材がとくに気に入っています。